ゼネコン・現場監督

【就活では知ることができない】現場監督・施工管理が「辛い」「きつい」「しんどい」といわれる本当の理由

現場監督・施工管理の仕事は「辛い」「きつい」「しんどい」とかよく聞くと思います。 そのなかでも、現場で一人前といわれる10年目までの間が一番辛い時期といわれます。 私は現在スーパーゼネコンの現場監督として7年目になります。ちょうど「一番辛い時期」を経験中の私が、仕事の中で、「辛いと思うこと」を説明します。 これから現場監督を目指そうと思う人に、現場監督の本当の姿をお伝えできればと思います

現場監督の役割

まず、現場監督の役割、特に「入社10年目までの若手」についての役割を簡単に説明します。

現場監督は自分の担当エリア(1F担当とか外壁担当とか)というのが割り当てられており、そのエリアの工事を業者(職人)と一緒に進めていくのが仕事になります。だいたい担当エリアに関係する業者は10社くらいです。1社あたりの職人が5名~10名ほどいますので、現場監督1人で50名~100名の職人を管理することになります。

若手現場監督は、50名~100名の職人に作業をさせて、工事が遅れないように管理していかなくてはなりません。 実際に若手の現場監督が何をするのかというと、職人が作業する上で問題が発生したときに一刻も早く解決をして作業が止まらないようにしてあげるというのが主な役割になります。

現場監督のきつい1日

現場監督の基本的な1日の流れを説明します。

8時 朝礼

ラジオ体操をしたり、当日の作業内容を職人全員の前で説明します。 若手現場監督が週交代で朝礼当番をし、朝礼当番は朝礼の準備や司会をします。

8時15分 現場確認

検査をしたり、工程通り工事が進んでいるかどうかの確認をしつつ、職人の対応をします。

10時30分 安全巡回

時間は現場にもよりますが、午前中に安全巡回を行います。 現場には危険がたくさん潜んでいます。朝礼当番が現場内を回り、危険なところが無いかを確認して回ります。

11時30分 昼礼

朝礼は職人全員を集めて行いますが、昼礼は職長だけを集めて、翌日の作業確認を行います。司会は、朝礼当番が行います。

12時~13時 昼休み

昼休憩です。現場監督は朝がとても早いので、ご飯を食べたらすぐに昼寝をする人が多いです。

13時 現場確認

午前中と同じく、現場の確認作業と職人の対応をします。

18時 事務作業

職人の作業時間は17時までです。職人の作業が終わると、現場監督は事務所に帰り、事務作業を行います。 検査書類や写真をまとめたり、工事の計画をします。

辛いと感じること

現場監督の仕事をする中で、私が辛いと感じることを挙げます。

早起き

朝礼は8時からですが、ほとんどの現場監督は7時までには現場に来ています。天気予報を確認したり、 朝礼前に職人と打ち合わせをしたりすることが多いので、7時前に現場に到着することが多いです。7時に現場に着くためには通勤時間にもよりますが、毎朝5時くらいには起きなければいけません

大量の電話がかかってくる

日中は職人からの電話が鳴りやみません。1日50件以上かかってきます。 「図面の寸法が違う」「図面でわからないことがあるから現地にきてくれ」「どこどこの図面が欲しい」「材料を搬入したけどどこに置けばいいのか」「ガムテープを貸してくれ」などなど、重大なことから小さなことまで様々な電話がかかってきます。 現場監督1人あたり50人~100人以上の職人の作業を管理していると言いましたが、それだけ大勢の職人が一斉に作業しているので、問題が多発します。その矛先が1人の現場監督に向けられるので、コールセンター状態です。
「今日はこれとこれをやろう」と自分のやるべき仕事の予定を決めていたとしても、職人の電話ラッシュにより、その対応だけで1日が終わり、自分のやるべき検査等の仕事が全く手につかないことも多々あります。

現場を歩くと仕事がたくさん舞い込んでくる

現場を歩いていると、自分の担当している職人から呼び止められることがあります。
先ほど電話が鳴りやまないという話をしましたが、「電話するほどでもないけど一応聞いておきたい」といったことを、顔をみるなり直接言ってきます。 電話で職人に呼ばれて、そこに向かっているときに他の職人に呼び止められたりするので気が狂いそうになります。

職人が言うことを聞かない

職人は若手現場監督の言うことを聞いてくれないときが多々あります。 上司から、「〇〇をいついつまでに終わらせるように職人に言ってくれ」と突発的な作業を指示されることがあります。その旨を職人に指示しに行くと、だいたい断られます。説得すればやってくれるのですが、職人はスーツを着たサラリーマンと違い、わがままを連発してきます。説得するのにかなりパワーがいる場合があり、上司と職人の板挟み状態になり、かなりめんどくさいです。

天気の影響を受けやすい

建設中の建物は雨・風に弱いです。窓がない状態で雨が入ってきて室内がぬれたり、強風が吹けば、材料が風で飛ばされて、現場の外を歩く第三者にぶつかったりする危険性があります。
特に台風がやっかいで、現場に泊まり込んで強風が吹く中現場を巡回しなければなりません。 普通のサラリーマンだと、台風が来て電車が止まる前に帰ろう!という人が多いと思いますが、現場監督は違います。
強い雨風のなか、カッパを着て現場を巡回しなければいけないのです。

土曜日も現場が稼働している

現場の休みは日曜日だけです。
土曜・祝日も作業していますし、世間でいう大型連休も半分以下しかありません。 現場監督は職人と違い、土曜日は交代制で休みをとることができます。しかし、自分が休んでいる間も現場は動いているので、電話はかかってきて休みどころではなくなる場合があります。

残業が多い

18時に職人が帰ると、電話もなくなり、仕事の邪魔をする人がいなくなります。
この時間からやっと自分のペースで仕事ができます。日中やるべきことができていないのであれば、職人が帰った後、一人で暗い現場に行き、やり残した仕事をやることになります。
18時頃から書類整理や、翌日以降の作業計画等の事務作業をするので、仕事が終わるのは22時を過ぎます。人によっては平日はずっと現場に泊まっているという人もいます

現場監督は辛い・きつい・しんどいことが多い仕事

現場監督の辛いことを長々と書きましたが、 職人に振り回されて自分の仕事が手につかないというのが一番辛いです。
日中手につかずにできなかった仕事は夜に持ち込まれ、残業時間が膨らんでいきます。
また、現場監督は休日の予定を立てづらいです。土曜日に休もうとしていても、作業の関係で工事に立ち会う必要があると、出勤しなければいけません。
大型連休も、直前になるまで休み期間が決まらないので、旅行など気軽に行けなくなります
脅すわけではないですが、これから現場監督を目指そうとしている人は、覚悟を決めて就職したほうが良いと思います。。

関連記事:現場監督(施工管理)から転職したい場合の選択肢は?【異業種・同業種・内勤】

-ゼネコン・現場監督

Copyright© Cocomaroom , 2020 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.